自分でタイヤ交換をしたことがある人なら経験があるはず・・・
チューブバルブがリムの穴からなかなか出て来なくてイライライライラ
イライジャ・ウッド
そんな人たちのためを思ってか「チューブバルブプーラー」と言うツールが売られている(価格は1000~1500円くらい?)
早い話、チューブの口金のネジを利用して、ひもでひっぱりだしちゃおう!ってことですな。
器用な人とか気の長い人とか運がいい人なら別に無くても良いツール。
(先にチューブをリムに付けてからタイヤを組む人はもっといらない)
COSもこのツールの存在は知っていたが一度も使ったことはない(キリ
だが、一度使ってみると今までのイライラは何だったんだ!と思うくらいの効果があるみたいなので試してみたくなった。
(タイヤとリムの間に手を挟まれて悶絶することも無くなるだろうしwww)
早速ネットでポチッ!と行きたいところだが、当ブログは某N◇K教育番組で言うところの「できるかな(古すぎ!)」を自負している@@?
なので、身の回りの
ガラクt 品を使って自作してみようではないか!
利用するのは予備のバルブコア。
バルブコアのネジ径を測ると6mmくらいだったので、M6ネジをプーラーの先端パーツに使う予定だった。
しかしチューブバルブは米式バルブなのでインチネジUNF#20(呼び1/4)であると思われる。
当然ネジ山のピッチが合わないので、無理にM6ネジを使うとネジ山がつぶれてエア漏れを起こす可能性があるので却下。
試しにバルブコアをM6ナットにゆっくりネジ込んでみると、やはりガタが大きかった。
てことで、プーラーの先端パーツは予備のバルブコアをそのまま使うことにした。
とりあえずバルブコアにステンレスワイヤーを巻いてみた。
強く引っ張っても問題無さそうだが、金属疲労でワイヤーが切れる可能性がある。
そこで思いついたのがリード線(電線)を利用する作戦。
これは0.5m㎡のものだが、ステンレスワイヤーが1本であるのに対し、ビニール被覆の内部は7本の銅線で構成されているので強度、可とう性(折り曲げ)共に期待出来る。
ビニール被覆は傷防止にもなるしね!
ビニール被覆を剥いて内部の銅線を撚ってバルブコアに巻きつけたところ。
反対側、すなわち引っ張る側には適当なリングを付けておいた。
(木の棒でもいいし、輪っかにするだけでも良いと思う)
リード線はリングを一回通してリングスリーブで圧着固定。
(結ぶだけでも良いと思う)
念の為、バルブ側は半田付けしておいた。
プロトタイプ完成(^^
半田付けした箇所は、保護と操作性(回し易さ)を兼ねてビニールテープを巻いておいた。
検証動画(予備のチューブを使用)>
自作バルブプーラー(プロトタイプ)の性能とやらを検証
う~む、回し易いのは狙い通りだったがリード線が撚れるのは想定外だった。
この問題を解消する為、物置の釣り具を漁って「撚り戻し(よりもどし)」と「浮き止め」を持ってきた。
「撚り戻し」は釣り糸を撚りにくくして絡みつかない様にするもの。
「浮き止め」は釣り糸に通しておいて、任意の位置に浮きを固定する為のもの。
ちなみにどちらもリムのバルブ穴を通るサイズじゃないと意味無しw
こんな感じでリード線の被覆を剥いて・・・
輪っかを作って半田付けで固定。
半田付けしたところは、先に通しておいた「浮き止め」で保護。
引っ張る側は「撚り戻し」を通して半田付けした後、「浮き止め」で保護。
ちなみに「撚り戻し」には種類があって、今回使ったのは「スナップサルカン」式。
片側が文字通りスナップ式のサルカンになっている、いわゆるクイックリリースシステムなのである。
先端部分の脱着が簡単なので便利。
プロトタイプ(撚り対策品)完成
うほ~ これは快適快適、撚れることなく良く回ること!
♪とんでとんでとんでとんでとんで、まわってまわってまわってまわr
大・成・功(^^v
調子に乗って回してたら、先端が切れたでござる
((((;≡д≡;i))))
撚り線とは言え所詮銅線、金属疲労には勝てぬ模様orz
さてどうしたものか・・・
ん?スナップサルカンに直接バルブコアを付ければいいんじゃないの?
試してみたところすんなり装着出来たでござる。
強度は申し分なし!
更にスナップ部分が平べったいので、指でつまんで回すのに大変都合がよろしい!
一粒で二度おいしい的な結果に大満足!
量産型(?)完成
検証動画>
自作バルブプーラー(量産型)耐久試験
ガラクタを利用したので支出はゼロだが、結構時間が掛ってもうたw
こんなことなら買ったほうが安かった?
(活躍する機会も少ないし((´д`)) )
でもまぁ工具を自作するのも趣味のひとつなので楽しかったと思えばノープロブレム。
壊れてもすぐリペア出来るしね(^<^b
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COMMENT
こんばんは!
まさかバルブプーラーまで自作されるとは…
と、言う事はそろそろスリックタイヤ卒業ですか!
今思えば教育番組らしからぬ挑戦的なタイトル「できるかな?( ´,_ゝ`)プッ」
こげ黒さんは「つくってあそぼ」を見て育ったのですね(^v^
わくわくさんの相棒は(ありの巣)ゴロリでしたっけ?w
あまり見たことが無いのですが、鼻づまりみたいな二人の声のみ強烈に記憶に残ってますw
私は「できるかな」を見て、ものづくりに目覚めました。
そして、のっぽさんと(タンスに)ゴン太くんの掛け合いで漫才のなんたるかを教わった気がします。
のっぽさんは無口で、ゴン太くんは「ンゴォー、ンゴンゴ・・・」しか言いませんでしたけどwww
最終回でのっぽさんが喋ったのですが、子供心に裏切られた気がしました(うそです;
さて今回、バルブプーラーを自作してみましたが釣り具があれば簡単に出来ると思います。
撚り戻し、ミチイト、ガン玉があればOKでしょう(持ち手は針はずし?)
バルブコアが手元に無ければ、タナゴ針で代用(え
お察しの通り、近々舗装工事業を廃業しますw
No Title
私、器用でも無く、気が短くて、運が悪いんです。なので、タイヤとリムの間に手を挟まれて悶絶しました。で、買ってしまいました。
サルカンを思い付いたところが、秀逸です。
質問:ブレインを日本語に訳せますか? > 回答:No!(英語が苦手なので分かりません)
おはようございます。
不器用、短期、弱運に加え悶絶体験・・・
私と同じじゃないですか!/(^0^)\
バルブプーラーを購入されたとのこと、今後は精神的苦痛、肉体的苦痛から解放されそうですねw
私は近々タイヤ交換予定で、まだ時間に余裕があるので自作してみました。
(適当な)耐久試験では問題無さそうですが、実戦投入の際は心のどこかでハプニングを期待している自分がいます(失敗から学ぶタイプなのでw)
サルカンは趣味のひとつである釣りからヒントを得ました。
一見関係無さそうなものでも、ヒントになったり流用出来たりするので自作は楽しいです(アハ体験w?)
残された脳細胞を活性化wwwする意味でも無駄なDIYを続けていきたいと思います。
その内、ダンボールや牛乳パックを使って・・・是非御参考に!(反面教師orz)